使用済みEVバッテリーの有効活用およびリース事業のサービス品質向上を目指し整備作業用EVとして運用開始
EVメーカーのフォロフライ株式会社(代表取締役:小間 裕康、本社:京都府京都市)では、ラストワンマイルに適した国内初の1トンクラスEVトラックを自社開発し、国内普及をすすめております。この度、Daigasグループの一員としてリース事業や安心運転教育事業などのモビリティ関連サービスを幅広く提供する大阪ガスオートサービス株式会社(代表取締役:松本 将英、本社:大阪府大阪市)がフォロフライ F1 VANを導入、自社での車両メンテナンスサービスのための整備作業車として運用を開始したことをお知らせします。
大阪ガス株式会社では2023年1月にフォロフライと資本業務提携を開始、100%子会社である大阪ガスオートサービス株式会社がフォロフライの商用EVをリース販売することで脱炭素社会の実現に貢献、リース車両として使用した同EVの車載蓄電池を定置用蓄電池※1としてリユース活用する持続可能なサプライチェーン構築を目指す計画を発表していました。今回の導入により、車載蓄電池データを取得・分析し、大阪ガス100%子会社である株式会社KRIの劣化診断※2等の技術を組み合わせることで、車載蓄電池を系統用蓄電池※3としてリユース活用するための検討がDaigasグループ内でスタートします。また、大阪ガスオートサービス株式会社は車両特性や整備に関するノウハウを蓄積し、リースや車両メンテナンスサービスの品質向上に取り組みます。
※1:住宅や商業施設、病院、工場などの建物に設置され電気料金の削減や、停電時のバックアップ電源としての利用を主な目的とする蓄電池
※2:リチウムイオン電池の寿命を予測する技術
※3:電力系統の電力が余った時には蓄電し、不足した時には放電すること等で系統を安定化することを目的に送電網に直接つなぐ蓄電池
■folofly F1シリーズ~商用自動車業界の脱炭素化需要に応えて
フォロフライではスマートフォンのように国内では商品開発や設計に特化し生産を外部委託する「水平分業」スタイルにより、通常の2倍の速度で日本初の積載量1トン級EVトラックF1 VANとF1 TRUCKの開発・販売を実現しました。現在も導入にあたり多くのお問い合わせをいただいている状況ですが、脱炭素化を迫られる商用車のニーズは業種や運搬形態、積荷内容により多岐にわたります。今後も持続可能な社会の実現に取り組む先進的な企業様と共に、ニーズに対応した車種やサービスの開発を通して、エコノミーとエコロジーを両立させる脱炭素化に貢献してまいります。
【folofly沿革】
2021年8月 京都大学国際科学イノベーション棟にてフォロフライ株式会社 設立
2021年10月 ファブレス生産による国内初の1トンクラス宅配EV車両のナンバーを取得
2021年10月 EV F1 VANの販売開始
2021年10月 SBSホールディングスが当社車両の1万台の導入を発表
2021年11月 JEEとバッテリー交換式設備を共同開発
2022年6月 セカンドモデルとなる平ボディタイプ EV F1 TRUCKを発表
2022年7月 EV F1 VANが環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業補助金対象車両に認定
2022年9月 EV F1 VANが1トンクラス貨物EVとして国内初の緑ナンバーを取得、運行を開始
2022年9月 EV F1 VANが補助金対象車両に認定
2023年1月 シリーズA資金調達完了
2023年6月 F1シリーズに新車種横滑り防止機能、パーキングロックシステムチャデモ対応を標準装備としたF1VSとF1VS4、F1TSを発売
2023年6月 三井住友海上が支援する整備工場の全国組織「アドバンスクラブ」と車両整備における業務提携を開始
2023年7月 自社初となるPDI(Pre-Delivery Inspection)を神戸市で開始
2023年7月 フォロフライ F1 シリーズが商用車の電動化促進事業補助金対象車両に認定
2023年7月 安全・安心な車両整備品質確立のため インターサポートと公式パートナーシップを締結
【会社概要】
社名 : フォロフライ株式会社
設立 : 2021年8月3日
代表 : 代表取締役 小間 裕康
資本金:11億899万円(資本準備金、資本剰余金含)
■フォロフライでは現在一緒に働く仲間を募集中です。
新しいチャレンジに責任持って取り組める方、新たな価値を生み出す事業に興味のある方をお待ちしています。